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スタンダードについて
タンパク質定量法のスタンダードに適したタンパク質は、 測定しようとするタンパク質の精製標品です。 このような標準タンパク質がない場合は、 スタ ンダードとして別のタンパク質をする必要があります。 相対量だけを求める場合は、 どのスタンダードを選択してもかまいませんが、 絶対量を求める場 合は、 測定しようとするタンパク質と同じような発色を示すものを選択する必要があります。 、 ウシ血清アルブミン (BSA) の 2 種を販売してい そこでバイオ ・ ラッ ドでは、 スタンダードに使用するタンパク質としてウシγグロブリン (BGG,IgG) ます。 プロテインスタンダードⅠ (ウシγグロブリン) 、 Ⅱ (ウシ血清アルブミン) は凍結乾燥品を 20 ml の精製水またはサンプルのバッファーで溶解して使用 されます。 タンパク質の濃度はロッ ト毎に異なり、 20 ml で溶解した時の濃度がボトルに貼付されているラベルに記載されています。未開封凍結乾燥 状態の場合、 4℃で 1 年間保存できます。溶解した後は小分けして保存し、凍結融解を繰り返さないようにご注意ください。 (0.125, 0.25, 0.5, 0.75, 1, 1.5, Quick Start プロテインアッセイ用のスタンダードは一定の濃度の溶液となります。2 mg/ml と 7 段階の濃度 に希釈された溶液の 2 種類、 計 4 種類のスタンダードがあります。 2 mg/ml) 4℃保存で 1 年以内に使用してください。
(Bradford 法) で Quick Start プロテインアッセイ 使用するスタンダードについて
ウシ血清アルブミンはウシγグロブリンなどの他のタ Bradford 法では、 ンパク質に比べて発色量がかなり大きくなります。 したがって、 広範囲の タンパク質の測定にはウシγグロブリンを使用します。 アルブミン濃度 の高いサンプルにはウシ血清アルブミンの使用をお勧めいたします。
(Lowry 法) で RC DC プロテインアッセイ 使用するスタンダードについて
ウシ血清アルブミンとウシγグロブリンの発色量がほぼ Lowry 法では、 同じになります。 他の定量法での測定も行うのであれば、 その時のスタ ンダードと同じものを使用することをお勧めいたします。 また、 文献では かなりの割合でアルブミンが使用されていますので、 スタンダードの選 択に困ったときは、 ウシ血清アルブミンをお勧めいたします。
注意1:スタンダードは測定するサンプルと同じバッファーで希釈して使用してください。サンプル溶液中の化学物質がタンパク質および色素と相互作用を起こし、 測定値に影響を与える可能性があります。 注意2:プロテインスタンダードにはタンパク質を溶解させるためにバッファー・塩が含まれています。 バイアルから計り取っての使用は行わないでください。 注意3:それぞれタンパク質定量法により、アミノ酸構造に基づき試薬とタンパク質との反応が異なります。したがって、タンパク質濃度を測定する比色定量実験に は1種類のスタンダードを選択することをお勧めいたします。
各タンパク質定量法のおける共存可能試薬濃度一覧
Quick Start Bradford Protein Assay Quick Start Bradford Protein Assay
Bio-Rad Protein Assay
DC Protein Assay
RC DC Protein Assay
Bio-Rad Protein Assay
DC Protein Assay
RC DC Protein Assay
Acetate Acetone Acetonitrile Acidic pH Adenosine Amino acids Ammonium sulfate Ampholytes pH 3–10 ASB-14 Ascorbic acid ATP Barbital BES Bis-Tris, pH 6.5 Boric acid Brij-35 C12E8 Cacodylate-Tris Calcium chloride CDTA CHAPS CHAPSO
— 10% 10% — — — 1M 0.5% 0.03% 0.05 M — — — 0.2 M — — — — 0.04 M — 10% 10%
0.6 M
3
— — — — —
3
— — — — — — — — — — — — — — — — — — — — 2% 1
Citrate Deoxycholate Deoxycholic acid Dithioerythritol (DTE) Dithiothreitol (DTT) DMSO DNA Eagle’s MEM Earle’s salt solution EDTA EGTA Ethanol Formic acid Fructose Glucose Glutathione Glycerol Glycine Guanidine HCl Hank’s salt solution HCl
3
— — 0.2% 0.01 M 0.01 M 5% —
3 3
0.05 M 0.1% — — 1M — 1 mg/ml
3 3
— — — — 0.001 M — — — — 0.025 M — — — — — — — — 0.4 M — 0.5 M
— — — — 0.1 M — — — — 0.1 M — — — — — — — — — — —
—
3
0.001 M — 1M 0.5% — — 0.001 M
3
0.5 M — — — — — — — — 1% 0.2% — 0.05 M — 1% 1%
0.2 M 0.2 M 10% — — 20% — 5% 0.1 M 2M
3
0.1 M 0.05 M
3
2.5 M —
3
1.0 M
3 3 3
— — 0.1 M — 0.05 M — —
99% 0.1 M
3 3
0.1 M
—
, compatible; –, not tested; X, not compatible.
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