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タンパク質定量用試薬
電気泳動やウェスタンブロッティングを行う上で、 サンプル間の比較や 再現性のある実験を行うためには、 事前にサンプル中に含まれるタンパ ク質量を把握し、量の調整を行うことは重要です。バイオ・ラッドでは Bradford 法および Lowry 法に基づく比色定量を行うためのアッセイ キッ トをラインアップしております。 それぞれにより定量範囲やサンプル 中に含まれるバッファー成分の許容濃度が異なるため、 サンプルに合わ せて選択ください。
Quick Start プロテインアッセイ
Quick Start プロテインアッセイは、Bradford 法のプロテインアッセイ
を改良した比色定量法です。 プロテインアッセイに比べて操作手順がよ り簡略化されており、 共存許容試薬の種類が増え、 共存許容濃度も高く なります。
DC プロテインアッセイ
タンパ DC プロテインアッセイは、Lowry 法に基づく比色定量法です。 界面 ク質と酒石酸銅および Folin 試薬との呈色反応を応用しています。 活性剤やアルカリ試薬の存在下で使用可能ですが、 還元剤により測定に 影響が出ます。
プロテインアッセイ
プロテインアッセイは Bradford 法に基づく比色定量法です。 タンパク 最大吸収波 質がクマシーブリリアントブルー G-250 と結合することで、 サンプ 長が 465 nm から 595 nm に移動することを応用しています。 (DTT) 、 β - メルカプトエタノールなどの還 ル中に糖類、 dithiothreitol 元剤を含むサンプルに使用可能です。 しかし界面活性剤やアルカリ試薬 の存在下では使用できません。
RC DC プロテインアッセイ
RC DC プロテインアッセイは、Lowry 法に基づいた DC プロテイン アッセイにさらに改良を加えた比色定量法です。界面活性剤だけでな く、 還元剤やアルカリ試薬存在下でも使用可能です。 そのため、 一般に 定量の難しい Laemmli サンプルバッファーや IEF 用に調製されたサン プルでも測定が可能になります。
プロテインアッセイセレクションガイド
プロテインアッセイ 応用法 測定波長 測定可能範囲 (スタンダードアッセイ法 *) 測定可能範囲 (マイクロアッセイ法 *) 必要サンプル量 (スタンダードアッセイ法) 必要サンプル量 (マイクロアッセイ法) 遠心操作 使用可能試薬 *** 保存期間 インキュベーション 時間 **** 還元剤 (4℃) 1年
Quick Start
プロテインアッセイ
プロテインアッセイ
DC
プロテインアッセイ **
RC DC
Bradford 法 595 nm 0.125-1.5 mg/ml BGG 0.125-1.0 mg/ml BSA 1.25-20 µg/ml BGG 1.25-10 µg/ml BSA
試験管 100 µl マイクロプレート 5 試験管 1 ml マイクロプレート 150 推奨 750
Lowry 法
(650-750 nm 可) nm
0.2-1.4 mg/ml BGG 0.2-0.9 mg/ml BSA 1.25-25 µg/ml BGG 1.25-10 µg/ml BSA
試験管 100 µl マイクロプレート 10
0.2-1.5 mg/ml BGG&BSA 1.25-250 µg/ml BGG&BSA
試験管 100 µl マイクロプレート 5 試験管 200 µl マイクロプレート 20
0.2-1.5 mg/ml BGG&BSA
─ 試験管 100 µl マイクロプレート 25 ─
µl µl
µl µl
µl µl
µl
試験管 800 µl マイクロプレート 160 無
15,000 ×g , 3-5 min
界面活性剤 アルカリ試薬 (4℃) 6 か月 還元剤 界面活性剤 アルカリ試薬 (4℃) 3 か月
5min
5min
15min
15min
**** BGG:ウシγグロブリン、BSA:ウシ血清アルブミン **** RC DC プロテインアッセイはマイクロプレートを使用した測定には適していません。 詳しくは共存許容試薬、 濃度のリスト (P.56) をご参照ください。 **** 使用可能試薬には共存許容濃度があります。 **** インキュベーション時間:染色液を加えてから測定可能な状態になるまでの時間
Bio-Rad Laboratories
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