電気泳動ウェスタンイメージャーカタログ_リンク削除
- ページ: 32
- 関連試薬
高いブロッティ ング効率
タンパク質がゲル内で高速で移動する特性を持つ TGX ゲルは、 ブロッティングにおいてもより多くのタンパク質が高速でメンブレンへ移動するため、 高効率なブロッティングが可能です。 その結果、 最終的な検出感度を向上できるため、 使用する抗体量や基質のグレードを抑えることでランニングコ ストの節約も可能です。 また、 もともとブロッティング効率の低い高分子や塩基性領域のタンパク質にも大変有効です (下図参照) 。
転写された PVDF 膜上のタンパク質染色像 転写後のゲル残存タンパク質染色像
小 分子量 大
他社製 長期保存可能 プレキャストゲル
5
pl
8
一般的に転写されにくいと言われる高分子量タンパク質や塩基性タンパク質はゲルに残りやすい。
タンパク質の転写効率が全体的に向上するため、 “ 抜けにくいタンパク質 ” もゲルから抜け、 TGX ゲルでは、 膜にしっかりと移動します。 転写された PVDF 膜上のタンパク質染色像 転写後のゲル残存タンパク質染色像
TGX
プレキャストゲル
膜上のタンパク質の染色強度が全体的に高く、 より多くのタンパク質がゲルから移動したことがわかる。 図中の赤い点は検出時にシグナルが飽和するほどの染色強度が得られたことを示す。
より詳細なデータは Bulletin6147 をご参照ください。
Stain-Free テクノロジーに対応
電気泳動後の泳動パターンの確認は、 染色による定量や定性目的で行われるほか、 ブロッティング前の泳動状態の確認、 ブロッティング効率の確認な 染色色素による染色や工程操作を行わずタンパク質 どの目的でも行われており、 重要なステップです。 バイオ・ラッ ドの Stain-Free テクノロジーは、 を可視化することが可能なゲルです。 本テクノロジーは、 特にウェスタンブロッティングにおいてローディングコントロールとして用いられているハウスキーピングタンパク質の代替として 活用が広がっています。 詳しくは 10 ページをご参照ください。 詳細はこちら
(イメージ図) Stain-Free 原理
COOH Trp
トリハロ 化合物
NH O
蛍光
トリハロ 化合物
NH O
H
ト リハロ 化合物
UV
H O
NH
UV
H
NH2
ゲル中のタンパク質 タンパク質中のトリプトファン残基と ゲル中に含まれるトリハロ化合物 タンパク質のトリプトファンとゲル中 のトリハロ化合物が結合する 修飾されたトリプトファンが UV 照射により蛍光を発する
もしくは近傍にトリプトファンを含む抗体によるウェスタンブロッティング検出では、 抗体反応に影響が出る場合があります。 ※エピトープ部位、
検出感度は CBB と同等以上※
高い検出再現性
Stain-Free ゲルの UV による タンパク質検出
CBB 染色によるタンパク質検出
Stain-Free ゲルの UV による タンパク質検出
CBB 染色によるタンパク質検出
タンパク質スタンダードを段階希釈し泳動を行った (4-20%Stain-Free ゲル) 。 左記の検出の後、 β - ガラク トシダーゼのバンドを定量した。 データは 3 枚の 、 また ゲルで取得し、 泳動後、 UV 照射による検出(アクティベーション 5 分 , 画像取得 1.1 秒) それぞれをプロッ トした。 は CBB 染色で検出を行った。
※検出感度はタンパク質組成 (トリプトファン含量) に依存します。
32
Bio-Rad Laboratories
- ▲TOP